同級生と再会

大学を卒業して二年後、どういう風の吹き回しか、無沙汰だった同級生から、連絡が来た。

学生時代の思い出、今の仕事や趣味の話に花を咲かせて、話は徐々に恋愛の話に移った。

お互い今は独り身で、寂しい身のだという事を確認し、慰めあった。

彼は地方の研究所で普段働いているが、研究発表会のおり、地方から出てくるという。

久しぶりに一緒にご飯を食べよう、と、そういう話になった。

手頃な韓国料理の店で、取り留めのない話をした。

話は、徐々に下ネタへと向かった。

彼は、スマホに保存している、お気に入りのグラビアやAV女優の画像を、私に見せた。

以前、グラビア写真は、青年誌に限らず、女性向けのファッション誌の写真ですら、だんだん過激になっていると聞いたことがある。

彼の見せたグラビア写真は、全身びしょ濡れで、ボディラインはおろか、乳首の形まで顕にした女が、どんぐりみたいなうるんだ瞳でこちらを見ていたり、そういうのは、まだ恥じらいはがある方で、中には、どこを触ってもむっちり柔らかそうな全裸の女が、局部をさらけ出して恍惚の表情を浮かべている写真まであった。

学生時代、お互いに恋人がいたが、会話は、いつもこんな風に、明け透けで下世話だった。

私は、就職してからは、職場の人間関係に気を遣って、飲みの場で下ネタを控えていたので、久しぶりの腹蔵のない会話に、つい楽しくなった。

再会

調子に乗って、お気に入りの体位の話までした。店を出たのは、深夜十一時ごろ、彼が冗談めかして、ラブホに行こうと言うので、それなら私の家へ来たらいい、と誘う。

「いやらしい意味じゃなくてね。今から帰るのは大変だろうから」と付け加える。

自分から誘うつもりはなかった。

古い友人だから、私が嫌がることはしないだろうと思っていたし、一晩、一線越えるか越えないか、そのボーダーを楽しむつもりだった。

彼は、当たり前だと軽口をたたきながら、家へやってきた。

私はとりあえずシャワーを浴びた。

いつもは、直接シャツを着るが、彼に気を遣い、ブラジャーを付けた。

上から自分の体を眺め、下着のラインがはっきり見えて、誘ってるように見えるかもしれないが、ゼミのレクリエーション合宿でも同じような格好のだったと、そのまま風呂からあがり、彼の前へ出る。

彼にもシャワーを勧めたあと、ゆったりめのジャージを貸した。

二人で一心地ついてから、そのまま、深夜一時ごろまで話をしていた。

疚しいところは何もなく、私は彼相手に、どんどん気を許した。

合気道黒帯の彼に、女性にも簡単にできる、護身術を教わる。

暴漢役として、彼に抱きつかれたとき、ドキドキするというよりは、クマとじゃれあっているような気がして、おかしかった。

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